◆ベランダガーデニング>初心者のベランダガーデニング>冬のベランダハーブ栽培
★Go!店長の初心者に贈るベランダガーデニングレッスン(極意) Leaf16
【グリーンフィンガーへの道】の第16回目です。
今回のテーマは、ベランダハーブ栽培。冬の管理方法!です。
◆寒さに強いハーブから寒さに弱いハーブまで!
春には、元気で生育旺盛だったハーブも冬の寒さには縮こまって生長が止まったり
枯れたりするものが出てきます。
逆に
冬の寒さの中でも成長はしないまでも緑を輝かせ、
来る春をじっと待っているハーブの種類もあります。
多くのハーブは耐寒性がありますが寒さにとても弱いハーブもあります。
・耐寒性のないもの→最低5度〜10度以上の温度が必要(冬を越すことが出来ないハーブ)
スイートバジル・レモングラス・アロエ・ゼラニウム類など
スイートバジルは、寒さに大変弱く、室内に入れても冬を越すことは難しいです。1年草と呼ばれます。
・耐寒性のあるもの→0度以下の寒さにも耐えられる。(外で越冬が可能)
チャービル・タイム・ローマンカモミール・ローズマリー・オレガノ・キャットニップ・セージ
チャイブ・レモンバーム・ミント・ワイルドストロベリー・ルッコラなど
これらの越冬できるハーブは、多年草・宿根草と呼ばれます。
宿根草とは、冬の寒さが進むにつれ
地上部の葉は、枯れてしまいますが、春になると芽が吹き出して生い茂ります。
◆耐寒性のあるハーブでも、種を播く時期は、春と秋に
耐寒性のあるハーブの越冬と種まきの時期は異なります。
多くのハーブは、春と秋に種を播かないと芽が出ません。冬の気温の低い季節には発芽しません。
冬でもタネを播いて育てられるハーブがあります。
イタリアンサラダに不可欠なルッコラ/ロケットは、東京より西の暖地であれば
生長は、遅いもののタネからを播いて育てることも出来ますのでお試し下さい。
◆寒さに弱いハーブの冬越し
スイートバジルやブッシュバジルなどのバジル系ハーブやレモングラスは、
寒さにとても弱いハーブです。
これらスイートバジルの冬越しは、残念ながら、室内に入れたりしても難しいです。
スイートバジルが1年草と呼ばれる理由です。
次の春に、種を播いて育てることをお勧めします。 スイートバジルの育て方
◆寒さに強いハーブの冬越しと宿根草
レモンバームやミントなどの寒さに強いハーブは、簡単に冬を越すことができます。
特に室内に取り込まなくても冬を越すことができます。
ベランダであればなお更、都合良く冬越しが可能です。
注意点としては、霜で葉を痛めない様にすることが大切です。寒さの厳しい夜には、
室内に取り込んだり、風を避けられる場所に移動したりして寒さを和らげる工夫をしてください。
寒さに強いレモンバームやミントであっても、地上部は枯れてしますこともあります。
しかし、ご安心を!根は生きています。宿根草といって、いったん地上部は枯れてしまいますが
春の訪れと共に、新しい芽がたくさん芽吹いてきます。
ですから、枯れたと思って捨てないでください。
冬にも強いハーブは、ベランダでのガーデニングにも向いています。
寒さに弱いハーブは、また来年に種まきをする楽しみを。
そして、寒さに強いハーブは、次の春のベランダガーデニングの楽しみに。
今回のベランダガーデニング上達の極意
多年草と1年草の違いは、寒さに強いか弱いか。
スイートバジルの冬越えは難しい。
宿根草は、地上部が枯れても根は生きています!
ベランダハーブ栽培の冬越しの方法をお届けしました。
2012/12/3
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